審美治療・2026.07.30・約6分で読めます

歯ぎしり・食いしばりがあってもセラミック治療はできる?リスクと対策を解説

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「セラミック治療を受けたいけど、歯ぎしりや食いしばりがあって大丈夫?」と不安に感じている方は少なくありません。この記事では、歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)がセラミックに与える影響、リスクを抑えるための素材選びや対策、そして治療前に知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。最終的な治療方針は歯科医師が診断・判断します。

歯ぎしり・食いしばりがセラミックに与える影響

セラミックは天然歯に近い審美性と一定の耐久性を持つ素材ですが、陶器の一種であるため、特定の条件下では破損するリスクがあります。

歯ぎしり・食いしばり(総称:ブラキシズム)は、その代表的なリスク要因のひとつです。就寝中に無意識のうちに起こることが多く、自覚しにくいのが特徴です。

ブラキシズムの主な3タイプ

  • グラインディング:上下の歯を左右にこすり合わせる。ギリギリと音が鳴りやすく、他者から指摘されることも。
  • クレンチング(食いしばり):上下の歯を強く噛みしめる。音が出にくいため自覚しにくい。
  • タッピング:上下の歯をカチカチとぶつけ合わせる。3タイプの中では比較的少ない。

セラミックへの具体的なダメージ

  • セラミックにひびや欠けが生じる
  • 接着部分に過剰な負荷がかかり、被せ物が外れやすくなる
  • 土台となる天然歯にもダメージが及ぶ
  • 顎関節・歯茎への負担が増し、歯周病リスクが高まる可能性がある

これらの影響には個人差があります。必ずしも破損するわけではありませんが、リスクを事前に理解しておくことが大切です。

「朝、顎がだるい」「被せ物がよく取れる」方は要注意

ブラキシズムは無意識に起こるため、次のようなサインに気づいたら歯科医師に相談することをおすすめします。

  • 朝起きたときに顎が疲れている・痛い
  • 詰め物・被せ物がよく外れる
  • 歯の噛む面がすり減っている
  • 歯の根元近くがくさび状に削れている
  • パートナーや家族に歯ぎしりを指摘されたことがある

歯ぎしりがある方のセラミック治療:3つの対策

① 精密な噛み合わせの診断

治療前に噛み合わせのバランスを精密に評価し、特定の箇所に力が集中していないか確認することが重要です。噛み合わせの不均衡はセラミック破損の大きな原因になります。治療後も定期的なチェックが推奨されます。

② ナイトガード(就寝時マウスピース)の使用

歯ぎしり・食いしばりに対する主要な対策として、ナイトガードの使用が挙げられます。歯科医院でオーダーメイドのナイトガードを作製することで、セラミックへのダメージを軽減する効果が期待できます(効果には個人差があります)。

  • 保険適用の場合(顎関節症・歯ぎしり治療目的と診断された場合):自己負担額の目安は3割負担でおよそ3,000〜6,000円程度
  • 予防・審美目的など保険適用外の場合(自費診療):10,000〜40,000円程度が目安(医院・仕様によって異なります)

保険適用の可否は歯科医師の診断によって決まります。まずは歯科医院に相談してみましょう。

③ セラミック素材を「強度」で選ぶ

セラミックにはさまざまな素材があります。歯ぎしり・食いしばりの癖がある方は、特に強度の観点から素材を検討することが重要です。

素材 特徴 ブラキシズムがある方への適性
ジルコニア 非常に高い強度・変色しにくい ◎ 奥歯など力がかかる部位に向く
e-max(オールセラミック) 高い透明感・審美性に優れる △ 前歯向き。強い力がかかる部位は要相談
メタルボンド 金属フレーム+セラミック。強度は高い ○ 強度はあるが金属アレルギーの方は注意

※どの素材が適しているかは症例・部位・歯ぎしりの程度によって異なります。最終的な選択は歯科医師と相談のうえ決定してください。

費用の目安:セラミック1歯あたり約8〜18万円(保険適用外・自費診療。医院・素材・症例により異なります)。

歯ぎしりがあってもセラミック治療を受けられる場合が多い

歯ぎしり・食いしばりの癖があるからといって、必ずしもセラミック治療が受けられないわけではありません。事前の丁寧な診断と、ナイトガードや適切な素材選択など適切な対策を組み合わせることで、リスクを低減して治療を進められる場合があります。

ただし、ブラキシズムの程度や噛み合わせの状態によっては、治療の順序や方法を調整する必要があることもあります。いずれも、歯科医師の診断のもと個別に判断されます。

よくある質問

歯ぎしりがひどい場合、セラミック治療は断られることがありますか?

必ずしも断られるわけではありませんが、ブラキシズムの程度が重度の場合、まず歯ぎしり対策(ナイトガードの使用・噛み合わせの調整など)を優先してから治療を進めることがあります。詳しくは担当の歯科医師にご相談ください。

ナイトガードは毎晩使い続けなければいけませんか?

歯ぎしり・食いしばりの習慣がある間は、継続的に使用することが推奨される場合が多いです。使用の頻度や期間は歯科医師が個別に判断しますので、まずは相談してみてください。

奥歯のセラミックは歯ぎしりで割れやすいですか?

奥歯は前歯より強い力がかかりやすいため、歯ぎしりの影響を受けやすい傾向があります。奥歯へのセラミック治療では、ジルコニアのような強度の高い素材が選ばれることが多いです。ただし、最適な素材は症例によって異なりますので、歯科医師に相談することをおすすめします。

セラミックが割れてしまったらどうすればいいですか?

割れたまま放置すると、細菌が隙間に入り込んで虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。割れや欠けに気づいたら、早めに歯科医院を受診してください。

市販のマウスピースで代用できますか?

市販品は歯型に合わせて作られていないため、フィット感や耐久性に限界がある場合があります。また、噛み合わせに悪影響を与えるリスクも指摘されています。歯ぎしり対策には、歯科医院でオーダーメイドのナイトガードを作製することが推奨されています。

まとめ

歯ぎしり・食いしばりがある方がセラミック治療を検討する際に押さえておきたいポイントをまとめます。

  • ブラキシズムはセラミックの破損リスクを高める要因のひとつ。事前の正直な申告が大切。
  • ナイトガードの使用・精密な噛み合わせ診断・強度の高い素材選択が主な対策。
  • 奥歯など力がかかる部位はジルコニアなど強度重視の素材を検討する価値がある。
  • ナイトガードは条件次第で保険適用になる場合がある(3,000〜6,000円程度・3割負担目安)。
  • どの治療が適切かは歯科医師が個別に判断します。まずは相談から始めましょう。

セラミック治療は保険適用外(自費診療)です。費用・リスク・対策については、必ず歯科医師にご確認ください。「自分のケースはどうなのか?」と気になる方は、LINEからお気軽にご相談ください。歯科医師への橋渡しをサポートします。

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