インプラント費用相場(部位別)とインプラント相場に差が出る理由を解説

インプラント治療の費用は治療内容や医院によって大きく異なるため、価格だけにとらわれず、治療工程やサポート体制を含めて総合的に比較・検討することが大切です。

こちらでは、デンティストリーセレクションが、インプラント治療をご検討中で費用の目安を知りたい方に向けて、部位別の相場や価格差の要因をわかりやすく解説します。

インプラントの相場を比較する際、費用(値段)だけでなく治療内容や設備面も踏まえて総合的に検討することが重要です。

自由診療だからこそ幅が出るインプラントの価格設定

インプラント治療は保険適用外の自由診療に分類されるため、費用の設定は医院ごとに大きく異なります。治療に使用されるインプラント体のメーカーや素材、施術に用いる設備、手術の技術力などにより、総額が数十万円単位で変わるケースもあります。特に、インプラント体の品質や上部構造(人工歯)の素材によって価格差が出やすく、相場を把握する際にはこうした要因を正確に比較することが大切です。

単なる値段の比較ではなく、治療条件や提供内容の把握が必要

インプラントの治療費には、インプラント体の埋入費用だけでなく、手術前のCT撮影やシミュレーション、サージカルガイドを用いた手術費用、仮歯の設置や上部構造の素材選択費用なども含まれます。また、治療後のメンテナンスや保証期間の有無といった項目も、医院ごとに差があります。価格が安価に見えても、総額が高くなる場合があるため、事前に治療工程全体を見通したうえで、見積内容を確認することが重要です。

インプラントの相場は、治療方法や本数によって大きく変動します。ここでは全部・奥歯・前歯に分けて、部位別の費用傾向を解説します。

※1本のインプラント治療にかかる費用相場については「インプラント治療の相場と費用の内訳|気になる総額を丁寧に解説」のページで解説していますので、併せてご一読ください。

全部の歯をインプラントにする場合の相場

すべての歯をインプラントに置き換える治療は、「フルマウスインプラント」と呼ばれます。治療方法には、片顎で4~6本のインプラント体を使って一体型の人工歯を固定する「オールオンフォー(All-on-4)」と、1歯ずつインプラントを埋入する総インプラント治療があります。

オールオンフォーは、片顎で概ね250万円~400万円が目安とされ、総インプラント治療は、1本あたりの単価に応じて総額が450万円以上になることもあります。治療の方法や必要本数により相場は大きく異なります。

奥歯(臼歯部)にインプラントを入れる場合の相場

奥歯のインプラント治療では、特に咬む力が強くかかるため、治療の安定性が重要とされています。インプラントは、骨との結合(オッセオインテグレーション)によって支持されますが、骨の状態によっては、骨造成(GBR)やサイナスリフトといった追加処置が必要になることがあります。

たとえば、GBRで1歯あたり5万~10万円、サイナスリフトでは15万~30万円ほどの費用が追加でかかるケースもあります。そのため、「1本〇万円」という表示だけで判断するのではなく、追加処置を含めた総治療費をしっかり確認することが大切です。

前歯(前歯部)にインプラントを入れる場合の相場

前歯のインプラント治療では、見た目の自然さや美しさを気にされる方も多く、見た目(審美性)も大切なポイントになります。天然の歯に近い色や透明感を再現するために、セラミック製の「被せ物(かぶせもの)」を使うことが多く、仮歯で仕上がりを確認しながら治療を進めるケースもあります。(※仮歯は奥歯でも必要に応じて使われます)。

また、「前歯だから骨造成がいらない」というわけではありません。骨の厚みや高さが足りない場合は、インプラント治療を行う前に、骨を増やす処置(骨造成)が必要になることもあります。

こうした見た目や素材へのこだわり、必要な処置の有無によって、費用は奥歯よりやや高くなる傾向があり、1本あたり40~70万円前後が一般的です。

インプラントの費用には明確な基準がなく、医院によって価格差が生じることがあります。ここでは、相場のばらつきが生まれる理由と、適切な医院選びに役立つ判断基準を解説します。

医院ごとに費用が異なる理由

インプラント治療の費用は、使用する素材や技術、診療体制、保証内容など、さまざまな要素で構成されています。例えば、インプラント体には複数のメーカーが存在し、世界的に流通しているブランド製品は信頼性が高い反面、価格も上昇する傾向があります。

また、施術を担当する歯科医師の経験や技術水準、CT撮影やガイド手術の導入状況、静脈内鎮静法の有無なども、費用に大きく影響します。加えて、治療後の定期検診やトラブル対応といったメンテナンス体制の充実度も、総費用に含まれる点として見逃せません。

価格だけにとらわれず、全体の治療内容を確認

インプラントの費用を比較する際は、金額そのものだけで判断するのではなく、治療工程の内容や提供されるサポートの範囲を総合的に見ることが重要です。例えば、低価格に見えても、CT撮影や仮歯の費用が別途加算されるケースもあり、結果的に総額が高くなる場合があります。

そのため、治療にかかるすべての項目が明記された詳細な見積書を取得することが、費用の妥当性を判断するうえで有効です。見積書には、使用予定のインプラントメーカーや上部構造の素材、手術方式、保証制度などの記載があると、比較がしやすくなります。

インプラント治療の病院選びは、価格だけに注目するのではなく、治療工程・素材・アフターケア体制などを含めた総合的な判断が重要です。費用が発生するタイミングや項目を正しく把握し、自身に合った治療プランを選択することが大切です。

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